AWSとは
AWSはAmazon Web Services(アマゾンウェブサービス)の略称です。
名称から分かるとおり、ネットを通じた通販などを事業として行っているAmazon.com社がクラウドサービスとして運営しています。
本来であれば自分たちでインフラ環境を構築する必要があるのですが、AWSではこの構築が不要となります。
さらに質の高いリソースにアクセスできることがAWSとして大きな特徴になっています。
クラウドサービスとは
クラウドサービスとはサーバーをインターネット上に存在させている状態のことを指しています。
インターネット上にデータを保管できるようにすることで複数人でのデータベースやアプリなどの媒体を使用できるようになります。そのため、社内外クラウド上でのデータの管理が可能となるのです。
このクラウドには2種類あります。
特定の企業において専用で利用できる「プライベートクラウド」と、不特定のユーザーもしくは企業が利用できる「パブリッククラウド」です。
反対に、物理サーバーにデータを保管しているケースはオンプレミスと呼びます。こういった物理サーバーは、クラウドサーバーより容量が大きいことがメリットです。
AWSエンジニアの仕事内容
仕事内容①:インフラ設計
仕事内容②:構築
仕事内容③:運用
運用では業務の範囲が幅広くなります。
エンジニアとしての業務としては以下のように広範囲の業務を行うこととなります。
・サーバーの増設
・セキュリティパッチの適用
・ソフトウェアのアップデート
・インシデント対応
・セキュリティ監視
・サーバーの再起動
また、AWSの新製品から企業に向けたシステムの最適化及び業務の効率化を図るための改善を行うことになります。
AWSエンジニアの需要
ここからはAWSエンジニアの需要について解説していきます。
現在では多くの企業がシステムをクラウド化して業務遂行している傾向にあります。
令和3年時点で、クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は68.7%にのぼります。
これは前年からは4%増加、過去5年では24.1%の増加となっており、右肩上がりで推移している状況です。
リモートワークの定着も後押しするかたちで、クラウドサービスの需要は今後大きく伸びていくと予測されます。
AWSエンジニアの将来性
AWSの利用はこれからも伸びる
機械学習なども優れている
活用のための運用スキルも必要
AWSエンジニアが目指せるキャリアパス
AWSエンジニアの認定資格
AWSの特徴としてはAWS認定資格があります。
資格を通じてAWSエンジニアに必要な知識を身に着けることも可能です。
ここでは役割別認定制度と専門知識認定制度の2つについて解説していきます。
役割別認定資格
AWSエンジニアの知識及び技術を測るための資格です。認定資格として4カテゴリーが存在します。
・開発者
・クラウドプラクティショナー
・アーキテクト
・運用者
これらの中でベーシック・アソシエイト・プロフェッショナルの3つの難易度が設定されています。
● ベーシック
AWSの全体的な理解が必要になります。
ベーシックにはクラウドプラクティショナーのカテゴリーのみが存在します。半年間程度学習すると取得できるようになります。
● アソシエイト
AWSに関する実用的な内容が問われることになります。
以下の3つのカテゴリーに分かれていて、1年間程度の実務経験及び知識が必要です。
・開発者
・運用者
・アーキテクト
● プロフェッショナル
アソシエイトと同じように3つのカテゴリーに分かれています。
合格のためには2年間のAWS利用経験が必要です。設計運用や問題解決の方法など幅広い知識が問われます。
専門知識認定資格
この資格はAWSに関するより専門的な知識が必要です。
こちらを受験するには上記で解説した役割認定資格のベーシックもしくはアソシエイトを合格していることが条件となります。
なお、資格試験には以下の6つのカテゴリーが含まれます。
・ネットワーク
・ビッグデータ
・アレクサ
・セキュリティ
・機械学習
・データベース
これらについて高度な知識が必要となりますが、取得することで知識及び技術の証明として利用できます。